現在の日本の仏教は全部で13宗派です。
それぞれの宗派の説明は後にして、結論から言うと、下の通りです。
〇宗派(開祖)
そもそも、仏教はどうやって日本につたわったのか?
仏教が誕生したのは、紀元前500年頃のインドです。
仏教の始祖であるお釈迦さまは修行の末、悟りを開きます。
その教えは、
①「出家して厳しい修行に専念し、悟りを目指すグループ」⇒小乗仏教
②「修行しながらすべてのひとたちを救うことを目指すグループ」⇒大乗仏教
に分かれていきます。
日本に伝わったのは②大乗仏教です。
仏教はインドからシルクロードを経て中国に伝わります。
そして日本へ。
当時、仏教は異国の教えだったんですが朝廷は容認します。
遣唐使が中国に渡ることは命がけ!
一隻に100人くらい乗って海を渡ったんだって。
奈良時代、遣唐使が唐から6つの仏教を持ち帰りました。
これは、「南都六宗」と呼ばれ、以下の6つです。
①律宗(りっしゅう)
②法相宗(ほっそうしゅう)
③華厳宗(けごんしゅう)
④倶舎宗(くしゃしゅう)
⑤三論宗(さんろんしゅう)
⑥成実宗(じょうじつしゅう)
この南都六宗は、特権階級の者や一部の僧侶に限られたものでした。
そして平安時代になり、最澄と空海が中国に渡り、天台宗と真言宗を日本に伝えます。
この二人によって、仏教は日本で幅広く受けられていくことになるわけです。
そしてその教えが、弟子たちに継承されていき、有力な後継者が出てきて分派していきます。
そして日本の文化、言語、思想、芸術、生き方なんかに影響を与えていきます。
このように仏教は日本に広まっていって現在に至ります。
最後まで読んでいただき有難うございます。合掌
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