仏道を学ぶとは、自己を学ぶこと
曹洞宗は禅宗の一つで、ひらいたのは道元です。
鎌倉時代には二つの禅宗が日本に伝わります。
臨済宗は対面に座り坐禅をするのに対し、曹洞宗は壁に向かい坐禅をします。
道元は14歳のとき比叡山に入門します。そこでふと疑問を持ちます。
「人は本来、仏になる資格を持っているならば、修行し、悟りを求める必要などあるのだろうか?」
その答えを探すため、道元は建仁寺の栄西を訪ねます。
さらに宋に渡り、修行の旅を続けていくうち如浄(にょじょう)と出会い、悟りをひらきます。
如浄(にょじょう)は、中国の南宋の曹洞宗の僧だよ。
道元が師とあおいだんだ。
道元が師とあおいだんだ。
臨済宗は「坐禅をして悟る」。曹洞宗は「坐禅が悟りの姿」
曹洞宗の教えは、坐禅をする姿そのものが仏であるとし、自分を見つめ身体と心の安らぎが得られたとき、本当の自分の姿「仏」が出現するというもの。
つまり、坐禅をする修行そのものが、お釈迦さまであり、悟りそのものです。
何も考えずひたすら坐禅をし、心と体が一つになる。私たちはすでに悟りのなかにいるというもの。
これを「只管打坐(しかんたざ)」といいます。
道元ってどんな人?
1200年(鎌倉時代)~1253年(鎌倉時代)
生まれは京都宇治木幡。
14歳で比叡山に入る。
24歳のとき栄西の門を叩き、その後、禅の修行のため弟子たちと宋に渡る。
そこで如浄と出会い曹洞宗の法を継いで帰国。
45歳のとき、禅の専門道場として曹洞宗の大本山永平寺(福井県)を中心に活動。
有名な著書に「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」など多数。
最後まで読んでいただき有難うございます 合掌
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