「法華経」の教え。これが天台宗だ!

天台宗の教えの中心は「法華経」

 

かつてインドから中国にたくさんの経典が伝えられたのですが、「法華経」こそが、お釈迦さまが説きたかったことが書いてあるとの考えから生まれたのが天台宗です。

 

桓武天皇の願いを受けて804年に唐に渡り、天台宗を学んだのが最澄です。

 

最澄は、「法華経」と戒律や禅の教え、密教を総合的に行うことで悟りが開けると考えました。

 

これは、四宗融合という最澄オリジナルの考え方だそうで、その後の日本仏教に大きな影響を与えました。

 

「悟りは特別なものではなく、すべての人が悟りをひらくことができる。」

 

 

天台宗の総本山は比叡山!

滋賀県の大津市坂本にある比叡山延暦寺

比叡山は、1571年に織田信長によって総攻撃され、子供も含め僧侶はことごとく首をはねられたそうです。
こわ~…。
比叡山は、根本中堂をはじめ、お堂、仏像、経典をすべて焼き払われたんだって。
その13年後に秀吉、家康により比叡山は再興されるんだ。

誰でも聞いたことあるくらい有名だけど、平成6年に世界遺産に登録されました。

 

本尊は「釈迦如来」「薬師如来」「阿弥陀如来」が安置されています。

 

法然、親鸞、栄西、道元、日蓮など鎌倉仏教の宗祖たちも、比叡山で修行しました。

中世のころは、山のなかに約3000の寺院があったんだって!
仏教の中心的な場所だったんだね。

 

 

 

最澄ってどんな人?

767年(奈良時代)~822年(平安時代)。

近江(滋賀県)の生まれ。

12歳で出家して、奈良で中国天台宗の教えを学ぶ。

804年に、桓武天皇の「新しい都に新しい仏教を」との願いを受け、遣唐使として唐に渡る。

唐では、天台宗、密教、戒律、禅を学び1年後に帰国。

 

 

 

 

最後まで読んでいただき有難うございます  合掌

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です