念仏をとなえれば極楽往生
浄土宗の開祖は法然です。
「すべての人を極楽往生させたい」というのが浄土宗の概念です。
天台宗の最澄は、浄土教などの教えも日本に伝えました。
これは、厳しい修行が必要で「阿弥陀如来の国、極楽へ往生する」ための教えです。
法然は、比叡山でたくさんの経典を学ぶなかで、中国の僧である善導(ぜんどう)という人に出会い
「一心に阿弥陀仏の名をとなえなさい。そうすれば極楽往生できる。」と教えられます。
これが元となり、「南無阿弥陀仏」ととなえる教えが誕生したわけなんです。
つまり、わかりやすく言うと
①「南無阿弥陀仏」ととなえる
②阿弥陀如来に声が届き
③如来の願いにより極楽往生が決定
という考えです。
「なむあみだぶつ」は「阿弥陀如来に帰依する」という意味だよ
これまで仏教は、天皇家、武家、貴族階級のような一部の人たちのものだったので、誰でもできるこの教えは画期的なものだったんだ
法然ってどんな人なの?
1133年(平安時代)~1212年(鎌倉時代)
美作(岡山県)に生まれる。
幼い頃に父と死別し、わずか9歳で出家、15歳で比叡山に修行に入る。
浄土宗の総本山は華頂山(かちょうざん)知恩院大谷寺。
京都市東山区林下(りんか)町。
43歳~80歳まで知恩院で人々に教えを説いた布教の中心地です。
著書は、念仏の心得について書いた「選択本願念仏集」(草稿本は京都の廬山寺に蔵されている)など。
後に、「圓光大師」(えんこうだいし)の名をおくられる。
最後まで読んでいただき有難うございます 合掌
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